【環境・デザイン部門 防災施設】

中土佐町第1号津波避難タワー


中土佐町第1号津波避難タワー

 南海トラフ巨大地震に備えて、どの方向から津波が来ても耐えられる円柱形の津波避難タワーを設計しました。この地域は文化的景観重要地区に指定されており、周囲の景観と調和するようなデザインにしました。避難階は2層になっており400人ほどが避難可能となっています。また、高齢者や障害者の方が利用しやすいように、らせん型のスロープや階段、避難ゴンドラを設置しており、全ての人が円滑に避難できるような設計になっています。
 また、この津波避難タワーは普段は展望台としても利用することができます。近隣の人や観光客に普段から慣れ親しんでもらうことで、地震時に円滑に避難ができるようにしました。

・避難階は、浸水深さ約7mの津波が来ても、3.7mの余裕がある高さ設定
・太陽光発電による照明灯を設備
・簡易トイレ、雨水利用の給水設備
・防災倉庫、ヘリコプターによる救助スペースを設置
・普段は展望台として利用可能
津波避難タワーの概要
津波避難タワーの概要

■受賞
・第4回高知県建築文化賞『優秀賞』『県民審査賞』受賞 (2014年)
・2016グッドデザイン賞 受賞(2016年)

中土佐町第1号津波避難タワー 外観1 中土佐町第1号津波避難タワー 内観1
外観 内観



中土佐町第1号津波避難タワー 内観2 中土佐町第1号津波避難タワー 屋上 中土佐町第1号津波避難タワー 外観2 中土佐町第1号津波避難タワー 内観3